2020年12月に事務所を引っ越しました。
茅場町から茅場町への引っ越しなのですが(1丁目から2丁目)、移転先の選定から引越し業者の手配、さらには、移転先の内装方法について、いろいろ苦労したのでここでまとめてみたいと思います。
※大工さんに本棚を制作してもらっています。
引越の理由
茅場町一丁目から2丁目ということで、旧事務所から新事務所までの距離は歩いて2分ほどです。
「じゃあ、引っ越ししなくてもいいじゃない!」
というツッコミがありそうですが、次のように理由で移転を検討することになりました。
- 事務所が手狭になった(大量の本がしまえなくなった)
- 表通りに面してない方が静かだということに気づいた
- 他の理由は秘密(^^;)
手狭になった理由が「従業員が増えた」とかならいいのかもしれませんが、なにせ「ひとり税理士」を目指している者ですから・・・。その理由はあり得ません。
※「本が増えた」というのは、あんまりかっこいい理由じゃないですよね。
移転先の検討
引っ越しするために、まずは物件探しです。
ネットで様々なホームページを見ましたが、いい物件はすぐには見つかりません。
こればっかりは運の要素が強いのですが、引越しを考える方にとって事前にできる方法あります。
それは「定期的に物件を探して、相場観、土地勘を磨くこと」です。
そうすれば、いい物件が出た時に、すぐに申し込むことができます。
実際、今回申し込んだ物件も、ネットに登場してから数日後に内覧申し込みをし、その日のうちに正式な申込書を提出しました。
※前の事務所(約10坪)から「約14坪」と、少しだけ広くなりました。
また、先方との交渉も必要です。
- 賃料の交渉
- 入居時期の交渉
- 敷金(保証金)の金額
これらについては、交渉できる余地が結構あります。
貸主様が、賃貸不動産にあまり理解がない方(個人の不動産オーナー等)の場合、強気でいきすぎると「そんな人には貸しません」となって、交渉自体が失敗してしまう可能性があります(^^ )
そんなことにならないよう、相場観を守って交渉に臨むことが大切です。
※この辺りはあいだに入って下さった仲介業者様の腕の見せ所でしょう。
内装工事
税理士事務所の場合、特別な内装工事をしないことも多いと思います。
特に私のように、「ひとり税理士(正確には手伝ってくださる方もいるので1.5人税理士ですが)」の場合、簡単なパーティションと、書類を入れるキャビネットだけですむ場合もあり、そうすると大掛かりな工事は不要となります。
ただ、私の今回の希望は、
- 大量の本をしまえる本棚が欲しい
- 「本棚+間仕切り+スライドドア」を一体化して作成して欲しい
というものでしたので、図面作成からお願いすることにしました。
※内装工事をするためには、賃貸人(大家さん)の許可が必要です。契約申込の際は、自分が希望している内装工事が可能か、事前に確認しておくと良いでしょう。
私のお客様に、インテリアデザイナーの方がいらっしゃったので、その方にまず図面を作成いただき、その後に大工さんの手配も頂きました。
このように、まずはブルーシート引き、床に汚れがつかないようにします。
つぎに本棚を組み立てます。
本棚は、インテリアデザイナー様がこだわってくださって、不規則な並びとなってます(^^ )
そして、このように間をあけて、ここにスライドドアが取り付けられます。
完成形はこんな感じです。
なんにもないと、広く感じますね。
ただし、本を入れると、結構、圧迫感があります。
実際に本を収納してみると、スカスカかとおもいきや、8割程度、本棚が埋まり、結構パンパンになってしまいました。
ですが、これで調べ物の効率があがりましたので、個人的には大満足です(^^ )
引越業者の選定
引越業者は色々ありますが、税理士事務所の場合、個人情報を扱っていますから、大手の引越業者の方が信頼できて、安心だと思います。
それなので、アート引越センターにお願いすることになりました。
プランは安いプラン(自分で箱詰めするプラン)にしました。
節約の意味もありますが、一番の理由は「機密書類を他人に触らせたくない」ということでした。
自分で詰めてみて思ったのですが、これは相当大変でした。
全部で50ハコほどになりましたが、「1日くらい頑張れば終わるだろう」と甘く考えていましたが、実際には2日ほどかかり、足腰が相当痛くなってしまいました。
※お手伝いしてくださった事務員さんにも、本当に申し訳なかったと思います・・・。
引越後の感想
※長女(3歳)と一緒に、花屋さんに行きました。
引越後は本当に快適です。
表通りでなくなったので、静かになり、仕事に集中できるようになりました。
税理士事務所は、他の業種に比べて、引越し頻度は高くないと思います。
そのため、引越は、特に慎重に行う必要があるでしょう。
とりあえず、調べ物がしやすい環境になったので、いま書いている原稿(税務QA、初めての単著)の執筆効率も上がりました。
夏バテしないで、頑張っていきたいと思います。